雑節のひとつである『半夏生』。
夏至から数えて11日目にあたる日、になります。
夏至~七夕までを3つに区切ったとき、
その最後の期間にあたるのが『半夏生』。
つまり
『半夏生』は、いろいろな意味をもつ 時候で
その内容は ひそかに盛りだくさんです!
*梅雨のおわりを告げる頃
*田植えを終える時期
~農家さんにとっては 大きな節目となります。
*物忌みの日
〜天から毒が降る とか 妖怪が出る とされ、その日にとれた作物は食べないんだとか。
でもこれは、なにもせず農作業を少しおやすみして、カラダを養生するための知恵だったのではと言われています。素敵やん。
*タコを食べる
~地域によっては 鯖・うどん・餅など。
*ことば の由来
~ある植物たちが すくすく成長している時期であることから 名づけられたとされています。
「半夏(カラスビシャク)という薬草の生える時期」
「ハンゲショウ(カタシログサ)の花の咲く時期」
「カラスビャク」は、
サトイモ科の多年草で、「烏柄杓」と書く。
吐き気を鎮めたり、痰を切ったり、鼻炎、食欲不振、消化不良などの改善に有効な薬用成分が含まれるそう。
生薬名として「半夏(はんげ)」と
呼ばれるとのこと。
植物って、学名や呼び名など、ひとつの植物で名前がたくさんありますよねー。
サトイモ科っていうことは、
ムカゴって、味は...特に差はないのかな...°˖✧
( ↑ 食いしん坊バンザイ。)
繁殖力が強いため、畑では厄介な雑草とされるらしいです。
「ハンゲショウ」は
この名のとおり、葉の半分が白くなる植物のこと。
おしろいを塗るかのように 化粧している姿から
そう呼ばれます。
漢字表記は「半夏生」。
同様の理由で「カタシログサ(片白草)」とも呼ばれます。
ドクダミ科で丈夫です。
ドクダミ科なので 基本は日陰や半日陰で生育すると思うのですが、
日光不足だと それはそれで 上手に白くお化粧しないんだとか。
我が家にいらっしゃったハンゲショウさんは、
日光不足だったかもしれません。
↓ ↓ ↓
毎年7月2日頃にむかえる『半夏生』。
梅雨明けは まだ先で
どんよりなお天気の多い7月のあたま。
でも、季節の流れや文化に想いを馳せると、
楽しみもふえます°˖✧
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